うちの子、試合になるとストライクが入らないんです…

こんにちは!ヒーローズの伊藤です⚾️
最近のプロ野球で、
ちょっとした話題になったのが
巨人とソフトバンクのトレードよね
巨人に移籍したリチャード選手
ソフトバンクに移った秋広選手——
どちらも移籍直後からスタメンで
しっかり結果を出していて、
さすがだなぁ〜って思いました!
でも、想像してみてください
新しいチーム、新しい環境
いきなりスタメン!!
どれだけプロだって言っても
僕らでは想像できんような
緊張したんじゃと思うんよ
■ 緊張したとき、体は言うことをきかなくなる
これは、野球をしている子どもも同じで
たとえばピッチャーで
試合中にフォアボールが続いたとき
「あれ?練習のときとなんか違う…?」
と感じ始めたら、
どんどん狙ったところに
ボールが行かなくなってしまう
それぐらい、緊張は体に
知らず知らずの影響を与えるんよね
■ 「ど真ん中でいいぞ!」の本当の意味
そんなとき、ベンチからよく飛んでくる言葉があります。
「ど真ん中でいいぞー!」
の、「で」が子どもには重たい
言う方からは「で」かもしれんけど、
当の本人にとってみたら
「え?ど真ん中で?いい?」
「そんなん投げれたらフォアボールなんて出してないわ」
になるんよ
励ましのつもりでかけているこの言葉が
実は逆効果になってることもあるんよ
なぜかというと、
そもそもボールコントロールに
自信がない子にとっては、
「どこかを狙って投げる」ってこと自体が
ものすごくハードルが高いことだから!
「ど真ん中でいいから!」って言われて
ど真ん中にボールが行かんかったら・・・
もう頭の中は真っ白なんよ😭
■ 言葉の意味を変換してみよう
だから、こう考えてみてください。
そもそも「ど真ん中でいいぞ」というのは、
イコール
打たれてもいいから
気楽に投げていいよ!
という気持ちから来ているから
言葉をそのまま受け取るのではなく
頭の中でそのように変換して
マウンドに立ってみてください!
そうすると、少しずつリズムを取り戻して
自然とストライクも入るようになっていきます⚾️
■ 大人の声かけひとつで、子どもの心は変わる
プレッシャーの中で投げる
ピッチャーの気持ちってマジで繊細!
調子が悪くなったときほど、
「頑張れ!」よりも
「安心していいよ」と言ってほしい子もいる。
「打たれてもええけ、楽に投げりゃええが」
このひとことが、どれだけ救いになるか。
■大人のかたへ言葉の裏側にある“想い”を届けよう
子どもにとって大切なのは、
安心して投げられること。
次に「ど真ん中でいいぞ!」
という声をかけるときは、
ぜひその言葉の意味を
「気楽に投げてこいよ」という想いを言葉に変えて
届けてあげてくださいね。