SNSで流行る「守備ドリル」実践しても上手くいかないのはなぜ?!
インスタで増えている守備ドリル動画
インスタやTikTokなどのSNSで
守備ドリルの動画をよく見かけるように
なったと思いません?
転がってくるボールを
いろんな姿勢で捕ったり
ミニハードルとか小さいコーンの間を
縫うようにステップしてから
転がってくるボールを捕るよな動画です
この動きだけ身につければ守備が良くなる!
っと、ちょっとアオって紹介されるものも
あったりしてたくさん出てくるんよ
まぁ〜確かに、練習方法の選択肢が
広がったのは確かに良いことだと思うんよ
親御さんにとっても
「うちの子にもやらせてみようかな」
と思える便利な参考になるよね
でも最近、僕のところには
「インスタの守備ドリルに取り組んでいるのに
一向に上手くならないんです…」
「試合になると逆にエラーが
増えてしまうんです…」
っという相談が増えてるんよ😢😢
一生懸命やっているのに結果が出ない。
これは決してお子さんの努力不足ではなく
ドリルの見せ方に「落とし穴」があるんよ!
守備ドリルは算数の計算ドリルと同じ
確かに、軽快な音楽と共に
ショートバウンドのボールを
じゃんじゃん捕る子どもさんの
動画を見ていたら
うちの子もこんなになるかも!!!
っと飛びついてしまうかもしれんけど、
あなたがSNSでよくみる守備ドリルは
算数で言う「計算ドリル」のようなものなんよ
計算ドリルは数が勝負で「フォーム」を
身につけるにはとても役立つけど
それだけを続けても文章題や応用問題は解けん
守備も同じでドリルは入り口にすぎません!!!
もっとズバッというと
ドリルの動きは試合では
使い物にならんのんよ!
試合で飛んでくる打球は
文章題のように一つひとつ条件が違います。
なんなら、全く同じ打球は2度と来ない
って考える方が賢いと思うんよね
だから、
ドリルの動きをそのまま当てはめようとする子は
かえってエラーにつながるのは自然なことなんよ😭
本当に必要なのは、常に違う速度や跳ね方で
近づいてくるボールに合わせて自分で考えて動く力。
未来につながる守備力とは
ドリルで「型」を学んだうえで
それを応用して状況に合わせた動き
を実行できる力のことなんよ
子どもの未来につながる守備力を育てるために
守備で大切なのは
良いカタチ<良いタイミング
ボールに近づくタイミングを自分でつかみ
そのあとで捕球姿勢に入ることが超大事なんよ!
その力を育てるためにできることは
カタにはめるよりも感じ取らせること
例えば、
今の動きはどうしてそうしたの?
もっと捕りやすい方法はあるかな?
どうやったらもっと早くアウトにできる?
なんて問いかけるだけで
子どもは自分で工夫する習慣を
少しずつ身につけていきます!
守備ドリルは確かに役立ちます。
でも、それを「正解」として与えるのではなく
「考えるためのヒント」として使うのが大事。
それこそが、未来につながる
守備力を育てる一番の近道ですよ!